FF2プレイ日誌
・U
<最終話> 平和の意味と探求の答え
復活した皇帝を倒し、パンデモニウムから戻ったフリオニール達。
長い戦いを終え、フィン城へ帰ってきました。



ヒルダ「よく ぶじにかえってきましたね
ゴードン「ついにやったな!おめでとう!!


ポール「よく かえってきたな ほんとうに・・・・
むちゃなやつだよ まったく!!

あばよ げんきにやれよ!!


レイラ「あたいの みこんだとおりの おとこだったね!
かいぞくは たのしいよ きがむいたら きておくれ!
あたい いつまでも まってるよ!!


ネリー「おめでとう!!おとうさんも きっと
よろこんでるわ! わたし おうじょさまのところで
みんなの おてつだいをして はたらくわ!
わたしでも きっと できることがあるとおもうの!!


その言葉を聞いていたかのように一瞬現われるヨーゼフの姿。


ヨ ヨーゼフ!!


ヒルダ「わたしたちは せかいの ふっこうのために
がんばります。あなたたちも がんばって!!



ヒルダ達は部屋をでていき、4人が顔を合わせます。



ガイ「おわった やっと・・・・
フリオニール「ああ!!
マリア「また 4にんで くらしましょう!
フリオニール「・・・・
マリア「ね にいさん!

レオンハルト「おれたちは いろんなことをしりすぎた・・
もう むかしには かえれない・・・・

マリア「にいさん・・なぜ? まって!!
 フリオニール にいさんをとめて!!

フリオニール「マリア おれにはとめられない・・・・
 レオンハルト のいったとおりだ・・・・

フリオニール「レオンハルト いつのひか きっと!!


人の心を取り戻したレオンハルトは、一人去っていきます。
運命の重さを感じ、それをただ見守る3人。




そして、現われたのはヨーゼフ、ミンウ、リチャードの姿・・・。





最後のイベントであれこれ言うのも無粋ですから黙っていましたが、1つだけ。






シドは?






やはりポールを怨みつつ死んだわけですから、反乱軍なんか壊滅しちまえ、とか思っているのでしょう。
だから勝利の席には登場しないんですね・・・。



フリオニール「さあ おれたちもいこう!!
これからが ほんとうの はじまりだ!!



フリオニール達の中でもシドの存在は忘れられているようです。
きっと反乱軍の中でも禁句なんでしょうね。



そしてなんだか・・・大事なことを忘れているような・・・。

気のせいかな・・・。








ながい たたかいが おわりをつげた
こうていも パンデモニウムも モンスターたちも
すべてが あとかたもなく きえさった

せかいに へいわが もどった・・・・

ひとびとは たたかいの きずあとを いやし
くるしかったひびを わすれていくだろう
しかし けっして わすれはしない
せかいを すくった わかものたちがいたことを






数日後・・・





「ガイ、どうしたんだ?」

考え込んでいるガイを見て声をかけるフリオニール。
パラメキアとの戦いで大きな功績を残した彼らは、旧アルテアの町にて戦いの疲れを癒していた。

「おれ たくさん かんがえた」


「こうてい さいごの ことば」



「最後の・・言葉」

フリオニールの脳裏に浮んだのは皇帝の断末魔の叫び。



ウボァーーー



「そのことば ひみつ ある」

決して思慮深いとは言えないガイの口から漏れたその言葉に、不思議な重みを感じる。




さて、ここからは流暢な日本語とは言えないガイに変わって私が解説しましょう。

まず、「ウボァー」をローマ字に直してみます。

「UBOAA」

次に、Aを0番目としてアルファベットに数字をあてはめていきます。

すると、「UBOAA」は

U → 20
B → 1
O → 14
A → 0
A → 0

ここからがこの暗号の解読です。

「U」の20を6と14に分割すると・・・「G」と「O」になります。

「B」の1に、この作品はFF2だから2を足すと3の「D」。

「O」はそのまま「O」。

そして最後の「AA」ですが、これは同じ文字を続けてタイプすると表示される言葉・・・つまり「ん」。

解読した文字を全て並べると・・・

GODOん

ご ど ん

ゴードン!!

ゴードン王子!!






これは皇帝が残したダイイングメッセージだったんだよ!!






ガイ「おれ ほんもの てんさい?




その日の夜、フィンの町の人々は、フィン城へ向かう一隻の飛空挺の姿を見たという。




・・・・その後の彼らの記録は、歴史上には存在していない。




そして


パラメキア戦役と呼ばれたこの戦いの後・・・
世にも名高い英雄王ゴードンの時代が始まる。
あれから1000年経った今もこの世界は平和な時を刻んでいる。






後世の歴史学者は語る。


我々に課せられた使命は真実の探求ではなく

この平和を、平穏を守り続けていくことである。

命を懸けて世界を救った彼らもそれを望んでいるはずだ。










人々は戦いの傷跡を癒し
苦しかった日々を忘れていくだろう
しかし決して忘れはしない
杖を片手に世界を救った若者達がいたことを


全てのものに輝きを














第一話から延べ4年にも及ぶ連載になってしまいましたが、ようやく完結を迎えることができました。
文字通りの不定期連載になってしまい申し訳ありません。
リアルタイムで読んで頂いた方はおそらくもういないとは思いますが、全ての読者の皆様に感謝しています。

さて、当初は杖が主役の予定だったのですが
あまりのインパクトの薄さに急遽ゴードン王子を使うことになりました。
本来であれば最も影の薄いメインキャラであるゴードン。
決してパーティのレギュラーではない彼がもし活躍できるとしたら・・・
そんなコンセプトで進めたつもりです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

どうみても主役はゴードン王子です。
本当にありがとうございました。


2006年3月15日 天鹿
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