FINAL FANTASY MASTER >> FF1 完全攻略 >> パーティ編成

パーティ編成

FF1では、ゲーム開始時に選んだジョブでエンディングまでプレイすることになる。
ゲーム途中でジョブを変えることはできない。
つまり、編成したパーティによってゲームの難易度が変化することになる。
ここではパーティにおける役割を元にパーティ編成の解説をしていく。

パーティでの役割> <能力の代用> <編成の例と解説

パーティでの役割

パーティ編成をする場合に考えるのは攻撃、防御、回復の3点である。

主に攻撃役となるのは、戦士、モンク、シーフ、黒魔術士の4つのジョブ。
戦士は序盤から終盤まで盾に矛に安定して活躍してくれる。モンクが活躍するのは中盤以降になるが、事実上最強の物理攻撃ジョブになる。 黒魔術師はダメージが黒魔法によるものであるため、その回数には限りがある。 しかもそのMPの回復手段は限られており、洞窟内などではそのやりくりに頭を悩ませるだろう。
シーフについては、攻撃役としてはかなり頼りないが、分類上ここで紹介するしかない。 序盤から終盤まで劣化型戦士である。ただし、GBA版ではある程度改善されているので多少の活躍は期待できる。

防御役になるのは主に戦士になる。
防御力や回避率といったステータスは、戦闘中に魔法などで飛躍的に強化することができる。 しかし、ボスモンスターとの戦闘はともかく毎戦そういった戦い方をすることはできず、 ゲーム全体を通して厳しいのはそうした通常の戦闘であるため、戦士を一人いれるだけでも、パーティに1本芯が通る。
攻撃の項でも述べたが、パーティの安定にはもってこいのジョブなので、初めてのプレイには必ず戦士をパーティに加えるべきだ。

回復役は主に白魔法が使える白魔術士と赤魔術士とになる。
しかし、使用できる回数が少ないために実際には回復アイテム頼みになってしまう。 それを考えると、これらのジョブに回復役としての過度の期待をするのは禁物だ。 ただし、蘇生魔法である「レイズ」はアイテムで代用することができないので、この点は重要である。
また、GBA版では魔法に関しての問題はクリアされているため回復役としての期待は大きい。 白魔術士や赤魔術士がいれば回復はグッと楽になる。

能力の代用

パーティにおける役割がジョブに応じて決まるのはすでに解説した通りだが、場合によってはそれをアイテムや魔法で代用することもできる。 特に魔法の効果を持つアイテムは使い勝手が良いので効果的に活用したい。 これらのアイテムの特徴は、戦士やシーフといった本来ならば魔法を使うことができないジョブでも使える点である。

攻撃に使えるアイテムは「まじゅつのつえ」や「くろのローブ」など。
これらが持つ効果は、それほど強い攻撃魔法ではないものの、雑魚との戦闘でのMPの温存にはもってこいなアイテムである。 攻撃があまり強くないシーフなどに使わせるのもいいだろう。

回復に使えるアイテムは、「いやしのつえ」と「いやしのかぶと」。
この2つのアイテムは「ヒール」の効果を持っている。 つまり、戦闘中に使えば誰でも「ヒール」を発動することができる。 魔法と違い回数制限もないので半永久的に回復が可能になる。

防御に使えるアイテムは、「ディフェンダー」「しろのローブ」など。
「ディフェンダー」は「ブリンク」の効果を持っている。 これを戦士やナイトに持たせ、ボス戦などで使用すれば鉄壁の盾が完成するというわけだ。 もちろん他のジョブでも重ねて使用することが高い防御性能を得ることができる。
「しろのローブ」は「インビア」の効果を持っている。 「インビア」は味方全員の回避率を上げる魔法であり、何度も使えば味方全員が敵の攻撃をほぼ回避することができる。

このように、ある程度の能力はアイテムによって代用することが可能になっている。 それぞれのジョブ能力はもちろんだが、どの能力が代用できるのかを考えて編成をするとより適切なパーティを組むことができる。 戦士4人やモンク4人で簡単にクリアできてしまうのは、こういったアイテムが用意されているためである。 こうしたアイテムが手に入るのは中盤以降なので序盤は苦しく認識されがちだが、実際には大量にポーションを用意することで凌ぐことはできる。

編成の例と解説

ここまで文章による解説をしてきたが、ここで実際の編成をいくつか挙げる。

初めてのプレイでは、以下の3点に注意しよう。

・戦士は一人はいれる
・GBA版以外ではシーフはいれない
・白魔術士よりは赤魔術士

>戦士・シーフ・白魔術士・黒魔術士
この編成は基本ジョブとして定めてある組み合わせである。
戦闘の要は戦士であり、両魔術師で戦士のサポートしながら戦うことになる。
戦士以外の3人は、魔法効果のあるアイテムをうまく使用して攻撃をするとそれなりの戦闘力になる。
なお、GBA版ではシーフの戦闘力が飛躍的に上がっているため比較的楽に進むことができる。

>戦士・モンク・白魔術士・黒魔術士
上記のシーフをモンクに変更しただけだが、これだけで戦闘力が激変する。
これといって弱点はなく、幅広い局面に対応できる。
特にこだわりがないのであれば、こちらを勧めたい。

>戦士・モンク・赤魔術士・白魔術士
上記の黒魔術士を赤魔術士に変更した組み合わせ。
赤魔術士は打撃力もあるため、黒魔術士に比べて安定した攻撃役になることができる。
初めてプレイする場合この辺りがお勧めできる。

>戦士・モンク・モンク・白魔術士
上記3つに比べると少し変則的な編成に見えるかもしれないが、終盤まで難なく進むことができる。
戦闘が単調になることを除けば、言うことは何もない。

>戦士・戦士・赤魔術士・赤魔術士
二人以上戦士がいる場合は武具を揃えるためのお金がややかさむが、安定感は高まる。
赤魔術士は打撃攻撃もそれなりに強くバランスがいいので使いやすい。