戦闘システム
FF1の戦闘システムは、一般的にターン制と呼ばれているものである。ターン制というのは、「敵味方が事前に行動を選択し、全員の行動が決定された後に一定の法則に基づいた順番で選択した行動を行なう」というものである。 つまり、行動を選択している間は攻撃することもできないし攻撃されることもない。
戦闘中は、各キャラクターのHPや敵の種類や数などを考えて行動を選択していく必要がある。 キャラクターの行動の種類に関しては、次のコマンドの項で解説していく。
コマンド
戦闘中に選択できるコマンドは以下のようになっている。FC版
たたかう・・・持っている武器、または素手で攻撃をする
まほう・・・習得している魔法を使用する
くすり・・・戦闘中に「ポーション」か「どくけし」を使用する
もちもの・・・持っている武器や防具を使用する(魔法効果が発動する武具がある)
にげる・・・戦闘から離脱する(一人でも逃げることに成功すれば全員離脱できる)
WSC版以降
たたかう・・・持っている武器、または素手で攻撃をする
まほう・・・習得している魔法を使用する
アイテム・・・持っているアイテムを使用する(魔法効果が発動する武具がある)
そうび・・・持っている武具を装備したりはずしたりする
にげる・・・戦闘から離脱する(一人でも逃げることに成功すれば全員離脱できる)
メンバー配置
パーティメンバーの並び順は、敵から攻撃される確率に影響している。先頭にいるキャラクター程敵から攻撃される確率が高い。 そのため、一般的には先頭の方には戦士など、後ろには魔道士などを並ばせる。 公式では上から二人が前衛、後の二人が後衛となっているようだ。
なお、味方が戦闘中に毒・石化・戦闘不能になった場合は、戦闘終了後に自動的に最後尾に移動される。
WSC版以降では毒ではこの移動は起こらなくなっている。
先制攻撃
戦闘開始時に下記のようなメッセージがでることがある。「せんせいこうげきの チャンス!」
「モンスターの せんせいこうげき!」
先制攻撃とは、文字通り相手よりも先に攻撃をすることができるという意味である。
上記の前者の場合は、味方パーティの先制攻撃であり、最初のターンは敵は何も行動できない。
後者の場合は、逆にモンスターの先制攻撃であり、最初のターンは味方パーティは何も行動できない。
ターゲット
例えばAとBという敵が出現した場合、味方の4人がAを攻撃選択したとする。 このとき、例えば味方の二人目の攻撃でAの敵が死んでしまった場合は、残っている味方二人の攻撃はすでに死んでいるAへの攻撃となり、攻撃はなかったことになる。 つまり、予めAとBに攻撃を分散していなければ攻撃そのものが無駄になる可能性があるということだ。 従って、敵を選択する時には、ある程度ダメージを考える必要がある。なお、WSC版以降では上記のケースになった場合は、残りの味方二人は残った敵Bを攻撃してくれるため攻撃が無駄になることはなくなった。